骨髄提供手術にメスは使いません。ボールペンの芯ぐらいの太さの注射針で腰の後ろ側、おしりの上の骨盤あたりから注射針をさし、腸骨にあたったらぐりぐりと骨に穴をあけ10ミリリットルぐらいずつ吸引します。
私の場合、ヘモグロビンが多い非常にいい血だったので、1200ミリリットル採取することができました。1200ミリリットルとるには120回の吸引を繰り返さなければなりません。骨には120個の穴が開くわけですが、皮膚のほうは同じ場所から入れていきますので、片方3か所で多くて左右あわせて6か所の針の跡が残るという説明を受けていました。
実際には、吸引しやすい、いい骨髄だったそうで100回ぐらいの吸引で1200ミリリットル採取することができたそうです。また、皮膚の注射の穴も左右あわせて2か所という少なさ。傷跡は右に点、左に点という具合で目立ちません。
それよりも、私は皮膚が非常に弱く、テープにかぶれてしまう体質なので、一日目のテープ跡、2日目のテープ跡、3日目のテープ跡がまだ茶色く残っています。いつかはきえるでしょうけど。ビキニを着ることはもうないので気にしてません。