赤血球の血液型に、A,B,AB,O型といった型があるように、白血球にも血液型があり、白血球の型(HLA)は数万通りあります。
日本人はHLAが似ている人が多く、ドナー登録者が48万人を超え、骨髄バンクに登録した国内の患者さんの95%がHLA適合者を見つけることができるようになりました。
しかし、適合者が見つかってもコーディネートがうまくすすむとは限りません。登録から何年も経っていると、育児や介護でたまたまその時期にできない場合もあります。
採取できる骨髄の量の上限はドナーの体重にもよりますから、患者さんがたくさんの骨髄を必要とする大柄な方であれば、ドナーも限られてきます。
ドナーが見つかれば、まさに九死に一生というわけです。