ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

【骨髄バンクにドナー登録したきっかけ】(2)東京駅で涙の再会

突然、出張先で白血病を発症して入院生活が始まった義弟。

出張と言っても、月単位の出張なので、ウィークリーマンションを借りていました。

義弟は病院から一歩も出られません。

 

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義弟の白血病発症を聞いたのは、母からの電話でした。

その時私は白血病の知識がほとんどなく「骨髄移植しなければ死んでしまう」と思い絶望ました。前の年に10年ぶりに念願の女の子が生まれたばかり。やんちゃだった上の二人のお兄ちゃんもすっかり優しくなって妹の面倒をよく見ていました。幸せ絶頂のときです。考えると泣けてきました。電話で母も泣いていました。

義弟はいままでも、交通事故や病気で何度か死にかけては生き残った強い守護霊を持つ人でした。今回もきっと大丈夫、そんな根拠のない励まししかできません。あとは神頼み。我が家から車で少し走ったところに、とてもご利益のある神社がありました。我が家とすごく相性がいいのです。(この神社との出会いで人生がいい方へ変わりました。この話はまたいつかできたらいいと思います)

秋に白血病を発症し、季節は冬になりました。暮れもおしせまってきて義弟は退院できることになりました。退院といっても、関西の病院に移るための退院です。年末の帰省ラッシュが始まる前に退院することになりました。妹は子供たちを実家に預け、前日から行って、ウィークリーマンションを片づけました。

入院していた病院は東北地方でしたので、東京駅で新幹線の乗り換えです。
乗り換え時間が30分ほどありましたので、私は会いに行きました。


例のご利益のある神社で買った「病気平癒」のお守りを持って。
私たちは東海道新幹線のホームで再会しました。
約1年ぶりの再会でした。


義弟は髪が抜け始めているので毛糸の帽子をかぶっていました。
マスクをつけているので、目元しか見えません。

でも、濃ーいまゆげはそのまんま。
特に痩せた様子もなく。
顔色もいい。


「まいったよ…」そう言う義弟はなんか元気そう。安心しました。

 

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