ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

【いよいよ骨髄提供へ】(5)入院1日目 その3

 

少し時間があいてしまいましたが、前回の続きです。
前回の記事はこちら

hoozukireiko.hatenablog.com


まだ、入院1日目、手術前日の話をしております。

病室でのんびりしていると、翌日の手術に携わる先生や看護師さんが次々と来られたのですが、執刀医の先生も手術の説明に来られました。署名して出す書類もありました。

日本赤十字社や病院が研究のために、私の骨髄を使用することを、私が承諾して署名する書類でした。私の骨髄が研究に役立つのです。

執刀医の先生との面談で、私は手術の細かいことまで聞いたり、肌が弱くてテープにかぶれるから肌にやさしいテープを使ってほしいとか、喉の粘膜が弱いので麻酔の時に気をつけてほしいとかいろいろ要望を伝えました。

先生は私がすごく不安がっていると思い、骨髄提供はドナー第一なので、どうしても嫌なら手術をやめることができますよとおっしゃいました。

正直、不安はありました。でも、そんな理由で手術をやめて、患者さんが亡くなることのほうが、もっと恐ろしいです。呪われそうです。

夕食の時間になりました。昼食後、ほとんど動いてなかったのでお腹がすいておらず、また緊張もあってか、ご飯が喉を通りませんでした。白米を少し残してしまいました。


夕食の前だったと思いますが、翌日の準備として左腕に点滴用の針が入れられ、そこにつながっているチューブはくるくるまかれて、サージカルテープでとめられました。ただでさえテープに弱いのに、おさえのネットがまたムズムズする。腕もだるくなったりで、本もおちおち読めません。

東野圭吾の「沈黙のパレード」は重さがあるので読みかけたけれどやめ、電子書籍で買った長岡弘樹の「教場2」をスマホで読んでみたり。「教場」、「教場2」面白いです。警察学校が舞台の小説です。中の話は短編だけど、繋がっています。サスペンスです。

 

教場 2 (小学館文庫)

教場 2 (小学館文庫)

 


病院の中は、フリーWi-Fiが使えました。

しかし、小児科病棟はWi-Fiが届かない!

うっすらとしか電波がこない!子供にWi-Fiは必要ないということなのでしょう。
パケット代が気になるのでスマホはゲームのログインだけをしました。


8時になると面会時間は終わりです。泣いている子供の声が聞こえてきます。
きっとお母さんと別れるのが辛いのでしょう。

看護師さんは、泣き声がうるさくてごめんなさいね、とおっしゃっていましたが、とんでもない。小さい子供たちが病気で入院している辛い状況を考えると、健康すぎてドナーに選ばれた私はなんて幸せなのでしょう、と思いました。泣き声でもらい泣きしてしまうほど悲しくなりました。

翌日の手術に備えて早く寝ることにしました。その頃、詩作りに興味があったので、詩を書いて寝ました。


病室で静かに横になっていると、あたまの中にホラー小説が出来上がりました。
まだ、書いてないのですが、今度書こうと思っています。 

 

(6)へ続く

 

hoozukireiko.hatenablog.com

 

 

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