【いよいよ骨髄提供へ】(9)入院2日目(手術日) その4 - hoozukireiko’s 骨髄blog
の続きです。
骨髄採取手術の後、移植先の病院の方から預かったという手紙を、執刀医の先生から受け取りました。
術後の体調はいかがでしょうか。
骨髄を提供して下さった貴方様の
勇気・優しさに心から感謝申し上げます。
ご厚意におこたえできるよう、スタッフ一同
全力で患者さんの治療を行っていきます。移植施設スタッフ一同 (原文ママ 手書き)
私は、手術が済んでほっとしましたが、患者さんはこれからなんだと思うと涙が止まりませんでした。書いてる今も涙が止まりません。
手術日、病院名をSNS等で言ってはならない決まりがあります。
だから私もこのブログで、具体的に言っていません。患者さんの年代や性別、居住地方は教えてもらいましたが、書きません。患者さんがこのブログをみたら、気づいてしまうかも知れないからです。
横山秀夫の「半落ち」では、移植を受けた少年が感謝の気持ちを新聞に投稿したことで、犯人が自分の骨髄を提供した相手だと気づいたという設定でした。そんな偶然あるかなって感じでしたけど。
骨髄バンクからは「My Life 移植を越えて」という小冊子をもらいました。
これは、移植を受けて回復した患者さんのインタビューなどが掲載されています。
こちらも読みなおすと泣けて泣けてしかたがありません。
ドナーと患者の手紙のやりとりは、採取後1年以内、お互いに2回までとなっています。手紙は骨髄バンクを介してです。お互いの個人情報や術後の経過は伝えられません。私の骨髄を移植した患者さんからの手紙はまだありません。移植後も治療は続くのでまだ病気と闘っている状況かもしれません。回復を願うばかりです。