ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

【骨髄提供を終えて】(3)入院3日目 手術の翌日

【骨髄提供を終えて】(2)手術後に思い出したこと - hoozukireiko’s 骨髄blog

の続きです。

手術当日(入院2日目)は夜9時という早い時間に寝ました。
せっかくのひとりの時間も、とにかく早くもとの体調にもどさなければならないと思ったのと、痛みや痒みでなにもする気がなかったからです。
せっかくひとりなのに!

手術の翌朝は看護師さんが血圧、体温を測りに来るまでは寝ていました。
毎日、決まった時間に測りにきます。術後は微熱があり、血圧も低かったです。血圧は昔から低めなのですが、動いてないので当然です。

朝ごはんを全部食べました。ごはんを食べたらまた寝ました。
こんなにしんどくて、明日、バス、電車で一人で帰れるのかな、と心配になりました。
だから、とにかく寝よう!寝て体力回復だ!と思って寝ました。

昼ごはんも全部食べました。食べた後また寝ました。

昼ごはんの前か後かは忘れたのですが、先生の診察がありました。
血液検査の結果もよくなってきていて、傷の具合もよくなってきているので
明日の診察で問題なければ、明日退院できるということでした。
先生は明日は出張なので、ほかの先生が診察するということでした。
前回、書き忘れたのですが、痛み止めを処方してもらっていました。
テープにかぶれていたので塗り薬を処方しましょうかと先生はおっしゃいましたが、自分の薬を持って行っていたのでもらわずにすみました。
処方してもらうと、薬代は患者さんの負担になります。
痛み止めも最初はもらわずにすむかもと思ってしばらく我慢したのですが、
結局もらいました。ものすごくガンガンと痛いわけではなかったのですが、
石ころで押さえられているようなぐーんという痛みと熱さで寝苦しくて処方してもらいました。患部はこぶになっていたので、寝ると自分の体重に押さえられてさらに痛いのです。

寝るのにも飽きて(?)、テレビを見る気力もなかったので、翌日の退院にそなえて少し歩いてみることにしました。お財布をもって、売店をのぞいたり、食堂のメニューを見に行ったりしましたが、全く食欲がわきませんでした。売店でヨーグルトでも買おかとも思ったのですが、食欲がなかったのでおいしそうに思えませんでした。なので、結局、なにも買いませんでした。普段は毎日ヨーグルトを食べています。だから便秘知らずです。

売店は階が違うので、翌日の帰宅にそなえて、階段の上り下りをしてみました。
歩くのも、階段の上り下りもめちゃめちゃゆっくりしか歩けませんでした。
歩幅は自分の足のサイズぐらいです。牛歩戦術ぐらいのノロさでした。
先生が骨折している状態と同じだとおっしゃっていましたので、激しい動きをすると、腸骨が粉々になるのではないかと思えました。腸骨に100か所穴があいているのです。歩くと痛いです。骨の痛みです。転んだりして、骨折れたかもーっていうときありますよね。そんな感じでした。

ちょっと歩いただけで、めちゃめちゃ疲れて、やっぱり寝ることにしました。


両腕についていた点滴用のルートは血液検査の後、片方とっても大丈夫になりましたので、看護師さんにとってもらいました。前日から痒くて、まだとれないのですか?と看護師さんに聞いていましたので、何時間も待ってやっとという感じでした。
それでも片方は、翌日の朝、もういちど血液検査があるのでついたままです。
それだけでも、今まで健康だった私にはそんな経験ないので、苦痛でたまりませんでした。

やはり、その日も体力を回復させるために早く寝ました。
せっかくひとりなのに!

 

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