娘が小学6年生のときの話です。
ある大雨の日に、 娘が学校からご機嫌で帰ってきました。
「今日、すっごい面白いことあったよ!」と。
「 Y(呼び捨て)の頭に雨がドバーッと降ってきたんだよ、
もう、めっちゃ笑けてきて・・・」
Yというのは、後のクソです。
クソと呼ばれた女の子。
親は認めていませんでしたが、発達障害かもしれません。
お笑い芸人、霜降り明星のせいやが、昔付き合ってた感情の起伏が激しいおかしな彼女の話をしていましたが、性格がそっくりです。
そのYは、娘と同じクラスで、隣の席。
書道の時間でした。
半紙に字を書いたら、横のすき間に自分の名前も書きます。
自分の名前も、字を書いた筆と同じ太い筆で書きましょうといわれていました。
娘はちゃんと太い筆で書いたそうです。
それなのに、Yは
「A(娘の名前、呼び捨て)が細筆で名前を書いた」
とまわりに言いふらしたのです。
「細筆、使ってないし」
「使った」
「使ってない」
で言い争いになりました。
Yは嘘をつくことで有名だったので、まわりもYの言うことを信じてはいなくて、太筆で書いてたよと証言してくれる子もいたそうですが、Yは主張を曲げませんでした。
この言い争いは思わぬことで終了となりました。
Yの頭上から水がドバーッと落ちてきたのです。
その日は大雨でした。
教室はポタポタと雨漏りしていてバケツで受けていたそうです。
ちょうどYの頭上の天井裏で雨が溜まっていたみたいで、
重みに耐えられず天井が破れ、雨水がピンポイントでYに直撃。
当然、書いた書道もびしょねれ。
Yは泣く。
娘は笑う。
まるで娘が魔法でやっつけたみたいになって、
みんなから、スゲーといわれたそうです。
不条理な怒りのパワーが成したことかもしれません。
まるで、アナ雪。雪の女王のパワー出ちゃったみいたいな。
ところで、天気の子は晴れにすることはできても、雨を降らすことはできないのかな?
だとしたら、娘は天気の子ではないんだけどね。
雨をふらしたわけだから。
正確に言うと雨を降らしたわけじゃなくて、雨はすでに降ってたわけだし。
天気の子はこれから見に行きたいので、深く追求しません。
映画はネタバレなしで見に行きたいほうです。
だから、なるべく情報はシャットアウト。
そんなことがあっても、Yはその後も友達面してくるので、いやいやながら友達として付き合ってたみたいです。