婚活している男性に読んでほしい
この本を手に取ったのは、公立図書館のリサイクル図書にあったから
石田衣良作の小説「スイングアウト・ブラザース」を読みました。この本に出会ったのはたまたまでした。本を借りに行った図書館の入り口においてありました。持ち帰り自由のリサイクル図書でした。
スウィング・アウト・シスターはイギリスのポップスターですが、それをもじって「スイングアウト・ブラザース」とは・・・どんなお話だろう、石田衣良の作品を読んだことがないし、無料で持って帰ってくださいということなら、急いで読まなくてもいいし、で、いちおう持って帰って、いつか読もうと思って、持って帰ってから一年あまり。
やっと読みました。読み始めたら面白いですね。
あらすじは、彼女にふられたばかりの30過ぎの男たち三人が、美人の大学時代の先輩が経営するエステサロンの初めて開講するモテる男養成講座の塾生となって、彼女を作るべく男を磨いていく話です。
エステを受けたり、ファッションの指導を受けたり、芸術を鑑賞して教養を身につけたり、ナンパに挑戦したり・・・
女性はいつも男性に値踏みされてきたからきれいになっていった
思えば、昔より女性はきれいになったものだと思います。お金をかければ、ある程度きれいになれます。髪だってさらさらにできるし、歯並びだってきれいに出来る。プチ整形だって。
お金がなくてファッション雑誌が買えなくても、YouTubeでメイクやファッションが学べます。化粧品は100円ショップでも揃えられます。やる気さえ出せばきれいになれます。
「きれい」は見た目だけで出来上がるものではありません。心がきれいだと見た目にキラキラがにじみ出てきてきれいに見えます。
一方、男性は、それほど努力しないでありのままできていました。最近では男性もエステに通ったり脱毛したりしていますが、まだ少数派です。個人的にはお洒落じゃなくても、毎日お風呂に入り、毎日髭を剃り、毎日清潔な洋服に着替えるだけで十分です。あんまりお洒落だったり、つるつるだったりすると、釣り合う女性も少なくなりそうですよね。すね毛がまったくない男性なんて気持ち悪いです。
そして、見た目だけきれいになっても中身が伴わないと、キラキラしません。中身を磨くこともせず、マウンティングだけで女性をゲットすることはできません。マウンティングでたやすくゲットできる女性は若くて世間知らずか…そのレベルの女性です。万が一、若くてかわいい彼女ができても、彼女が歳を重ねていくとある日突然、ハッと気付くかもしれません。
婚活のお話は好きで、婚活ブログもわくわくして読んでいて、とても楽しみです。
しかし、婚活ブロガーさんたち、次々と幸せになっていってしまって(うれしいことですが)次のターゲットを探さなければいけません。婚活ブログ、こんな素敵な物語ありません。ひとの恋バナをリアルタイムで応援できるんですから。
「スイングアウト・ブラザース」は誰にすすめられたわけでもないし、読みたくて自分で選んだ本ではないですが、たまにはこういう偶然の出会いで会った本を手に取ってみるのもいいですね。
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