「52ヘルツのクジラたち」(作・町田そのこ)を読んだ。
その本は、ボランティアで行っている中学校の図書室にあった。
本が借りられるというメリットがあって図書ボランティアを続けている。
図書館で予約すると何か月もかかってしまう本も、中学校ではすぐ借りることができる。
「52ヘルツのクジラたち」は友人にすすめられて読んだ。おすすめといっても、すんごいすすめてきたわけではなくて、今日は何を借りようかと迷っていたら、最近これ読んだよと教えてくれたので、じゃあそれにしようという程度で借りてきた。
町田そのこという作家も知らなかったし、「52ヘルツのクジラたち」が最近人気の本だということも知らなかった。本屋に行く機会がなくなったので、本屋大賞受賞の本ということも知らなかった。
予備知識もなく、作家のファンでもない私が、読み始めてすぐ感じたのは「読みやすい」ということ。読みやすいといっても、小学生が読む本のような読みやすさではない。洗練されているというか、無駄がないというか。無駄に描写が細かかったり、まわりくどい感じが苦手な私にはとても読みやすく、どんどん読めてしまった。そして、涙した。
「52ヘルツのクジラ」の意味も知らなかった私が、本当になんの知識も先入観もなく読み始めて、必死になって読んだ。何年かぶりに本を読んで感動した。出会えてよかったと思った。
これから読もうと思っている人に、ネタバレしてしまうのはかわいそうに思えるので感想は、せつない、泣けた、だけにしておく。
それでも、すこしは内容を知りたい人のためにこの物語のテーマを言っておくとするなら
虐待
と言えるだろう。
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