東野圭吾の作品が好きでよく読む。古い作品はほとんど読んでいる。古い作品は文庫になっているので100円ぐらいで買って、読み終わったものはすべてバザーに寄付した。
読みたいのは新作。ハードカバーは新品で買うと高い。だから図書館で借りるのだが、娘が高校を卒業してからは読めなくなった。
娘が高校生のときは、新作が入ると学校の図書室でいの一番に借りてきてもらうことができた。おかげで、娘は読書好きな子みたいになったが、借りている本の半分は母が読んでいた。
二週間前、市の図書館で予約した「クスノキの番人」が一年以上待ってやっと順番がきたので、借りにいった。借りられる期間は二週間。
東野圭吾の文章は私にとってよみやすい。そして、小説を書く上でとても参考になる。無駄がなく、描写のテクニックが絶妙。読者に疑問を残さない。そのまま目に写っているかのよう。映画の画面が流れるような。映像化するとき、脚本家や監督が楽だと思う。再現すればよいだけだから。
で、一週間かからずに読み切って、返すのを忘れていた。今日、26日に図書館からメールが来ていることに気づいた。24日に「返却日は25日です」というメールがきていたのに、気づいてなかったのだ。最近の連絡手段といえばラインなので、メールを24日からいっさい確認していなかったことになる。
「クスノキの番人」は、シリーズものではない。
殺人事件がおこり、刑事や学者が出てきて解決……というお話ではなくて、不思議なクスノキの話。ファンタジー。ジャンルでいうと「秘密」(作・東野圭吾)とか「ナミヤ雑貨店の奇跡」とかに近い。過去と未来をつなぐ系の話。
すごく悪い人がでてこないお話だった。救いのある結末でいいお話だった。
ネタバレさせたくないのでここまでにしておきます。
明日、返しに行ってこよっ
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