昨晩24時05分出発、滋賀県は草津駅の隣り駅、南草津駅から夜行バスに乗りました。実家から自宅に戻るためです。
草津って群馬県でしょと関東の人には言われがちですが、こちらの草津は滋賀県の県庁所在地大津の隣りの草津市です。草津駅の隣りが新しい駅の南草津駅です。
行きは自家用車で夫婦二人で滋賀までやってきましたが、私は15日仕事のためひとり先に帰ってきました。
台風接近のニュースもあったので帰りの交通手段を予約せずに行きました。
新幹線で帰るなら、京都まで出て新横浜。
夜行バスなら京都や草津から出て、横浜や川崎に着くものなどがあります。
帰る手段はいろいろありあます。
ひとりなので、最悪、新幹線の自由席でもかまいません。
座席がなければ2時間ぐらいは立ってても平気です。
某テーマパークではそれぐらいみんな並んでいます。
ちなみに草津は京都まで電車で20分の距離です。
東京とは反対方向、少し逆戻りになりますが、のぞみ号に乗れる京都に行くほうが早く帰れます。滋賀県にある米原駅はかなり北のほうにあり、のぞみ号は停車しません。
私はひとりで乗り物に乗ってどこへでも行けるので、乗ったことない乗り物にひとりで乗るのも平気です。今はスマホがある時代なので、昔より安心です。
夜行バス乗車レポート
12日の朝、夜行バスを検索したら「南草津ー横浜、6400円」というのが残2席で出てきたので、安っ!!と思い、急いで予約しました。13日の夜出発のバスなので、考えてる間にも売り切れてしまいます。
去年、池坊・花の甲子園に行くために、横浜から京都に夜行バスで行きましたが、そのときのバスは8000円でした。このバスはVIPライナーといって3列独立シート・トイレ付でした。京都駅に近いVIPラウンジで降ろしてくれて、電車の始発までに化粧をしたり、コーヒーを飲んだりできます。シートはかなりリクライニングできて、ひとりずつカーテンで仕切られます。
しかし、デメリットがありました。シートは必ず倒さなければなりません。
それが基本です。
自分だけ倒さないとめちゃめちゃ狭くなってしまうので倒さざるを得ません。
こんな状態です。
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なので、身動きがとれません。
そして、3列独立シートは通路が2本あるのですが、1本の通路は狭くて通れたもんじゃない。よって、トイレ付といっても簡単にトイレに行くことはできません。
今回乗ったのは、普通の観光バス。
通路は真ん中1本。左右2席ずつ。
普通の椅子。
背もたれはみんな遠慮がちに少し倒す程度です。
そのほうが、身動きができます。
「バスブックマーク」というサイトから購入しました。前回は「楽天トラベル」から購入したのですが、スマホを機種変更してから楽天のIDとか設定してなくて、スマホの検索で出てきたのをさっと購入しました。ポイントなんてこのさいどうでもいいはやく席をおさえなければという一心でした。
大阪・難波から埼玉・大宮まで行くバスでした。
ですから、南草津なんて乗るのは私ぐらいだと思っていたら、5,6人乗りました。
他にも、いろんな会社の夜行バスが何台も来て、川崎行きなんかもあったりして、これのればよかったーなんて思いましたが、高級なバス会社でお値段が高くて、たぶん満席だったと思います。
座席は右側後方で、通路側、横はトイレでした。
右には細い50代オバサン。左はトイレ。ラッキーです。
夫は妻がバスの中で横の男に痴漢されたらどうしようとアホな心配をしていましたが、細いオバサンでよかったです。自分もオバサンですが。
隣りのオバサンも、隣が女性でよかった~などと話しかけてきました。
バスは、高速道路渋滞のため、出発時間ぎりぎりに到着しました。
名前を言って、座席番号を聞いて乗車です。
隣りの細いオバサンも同じところから乗車しました。
いまどきはネット予約なので、チケットなんか手に持っている人はいませんが、オバサンはしっかり手にチケットを持っていました。その時点でちょっと不慣れな感じがありました。
乗車すると、なにやらアナウンスがありましたが、後ろの席にはまったく聞こえませんでした。聞き取れたのは、乗務員の交代と休憩で3回サービスエリアに停まりますということでした。
1回目の休憩は、南草津を出発して1時間もたたないぐらいの土山SAでした。
大阪出発からは2時間はたっていると思います。乗務員は交代か休憩の時間です。
土山SAを出ると、やっと眠りにつけました。
次に停まったのは熟睡していたのでどこかわかりません。
3時ぐらいでした。
そこで、隣の細いオバサンは休憩のためにバスを降りました。
隣りのオバサンが戻ってこない
そのオバサンなかなかバスに戻ってきません。
ですから、バスが出発できません。
乗務員さんが人数を数えにきたので、私は
「隣の人、まだ戻ってきていません」と伝えました。
二人の男性乗務員さんが、何度も人数を数えています。
車内のトイレも確かめています。
そのうち私に、
「隣りの方、お連れ様じゃ・・・ないですよね」と聞いてきました。
ちょっと緊急事態っぽいです。
まさか、オバサン、迷子?
バスがわからなくなったんじゃ?
下り線の駐車場に行ったとか?
トイレをはさんで上りと下りがシンメトリーになっているSAありますよね。
そんなSAに停まってるのかはわかりませんが。
私は、薄暗い駐車場で、初めて乗ったバスのナンバーと場所覚えたりする自信ありません。だから、バスから降りたくありませんでした。トイレだったら車内にあるし。
オバサンどこへいったのか、戻ってこない。
どーすんのよ。
トイレで倒れていたらどうしよう。
乗務員は男性2人なので、女子トイレに入れないし、
誰かがいかなくちゃダメ?
隣りのよしみで私が行く?いや、他人だし・・・
戻ってこれる自信がないなら降りるなよ・・・
私はもう気が気でありません。
まさか、違うバスに乗っていったとか?
バスに置いてかれたと勘違いしてどこかで途方にくれているとか?
とにかく、乗務員の支持を待とう。
女性の助けがいるなら、私は喜んで行く。
いろんな考えが頭をめぐりました。
そして、3時半ごろ、疲弊した感じのオバサンが戻ってきました。
「バスのライトが消えていたから、どのバスかわからなくて・・・」
と私に話かけてきました。
バスは停車中ライトを消すと、行先表示も消えるらしいのです。
そりゃあわからんわ・・・
ナンバープレートとバスの柄だけがたよりってこと。
オバサンが乗ってすぐバスは出発しました。
しばらくして、オバサンは携帯電話で誰かと話をしていました。
深夜3時半に電話なんて、この迷子事件はけっこうおおごとになっていたのかもしれません。チケットをとってくれた子供に助けて~なんて電話をしていたのかもしれませんし、バス会社からチケット購入者の子供に連絡がはいったのかもしれません。
なんにせよ、無事でよかったですが。
バスはこの遅れを取り戻すかのように走っていました。
高級なバスではないので、横のトイレのドアがガタガタビリビリととてもうるさくて、しばらく眠れませんでした。
次に停車したのは海老名SAでした。6時だったのでてっきり横浜に着いたのだと思ったら、海老名SAでした。
そこで、オバサンは今度は降りずに車内のトイレに入りました。
乗務員が人数を数えにきたとき、またオバサンがいないってことになったので、今トイレに入っていますと教えてあげました。
横浜駅には予定の10分遅れぐらいで到着しました。
オバサンに別れを告げ、降りました。
オバサンは夜行バスに乗ったのは今回の往復が初めてで、今日の復路が二回目だったそうです。
私は、横浜到着から40分後自宅に到着しました。その約1時間後には、今度は息子が新横浜から京都に新幹線で向かいました。
息子と夫は週末自家用車で帰ってきます。
こんなバタバタのお盆になったのは、7月末に父が屋根から落ちて入院、夫の母が病気になり入院したので、急に帰省することにしたからです。今も入院中です。
京都の病院、草津の病院、大津の病院をはしごする毎日でした。
二人は手術もうまくいったので心配はないのですが、
一番の心配は義理の弟の白血病です。
実は、こちらが一番深刻です。
さあ、明日は仕事だ。頑張るぞ。
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