ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

本の感想

原田マハ 作「暗幕のゲルニカ」感想

// こんにちは! お久しぶりです! 10月になってしまいましたね。 8月、9月とブログを書くのを忘れてました~ 最近、読んだ本、 原田マハ 作 「暗幕のゲルニカ」の感想です。 ネタバレなしで書きます。 小説の舞台は、1937年のパリと2001年9月11日のニュー…

東野圭吾作「透明な螺旋」感想

// 最近読んだ本の感想です。 東野圭吾の「透明な螺旋」を読みました。 物理学者・湯川学のガリレオシリーズです。 題名から予想して、DNAが関係するなと思ったのですが、予想通り。 殺人を犯した犯人が以前からの知り合いだったというパターン。また、犯人…

最近読んだ物語の感想(とある文学賞受賞作品の研究)

// 「女による女のためのR-18文学賞」の2022年と2023年の受賞作品を「小説新潮」を図書館で借りて読んでみました。「小説新潮」5月号に、受賞作の2作品が掲載されています。歴代受賞者で作家として活躍してる作家の競作も掲載されているので参考になります…

女による女のためのR-18文学賞

// 少ない文字数で応募できる文学賞を探していたところ、30~50枚で応募できる文学賞を見つけました。 それが、 女による女のためのR-18文学賞 今年は「神奈川文芸賞」の募集がありません。小説を書き始めたころから毎年応募してきました。以前は神奈川在住…

井戸川射子作「この世の喜びよ」(芥川賞受賞作)感想

// そろそろ創作モードに入りたいと思い、まずは今年の芥川賞受賞作品を読んでみようかなと、文藝春秋三月号を図書館で予約して二ヶ月待ちで入手して、まず、読んだのが、 「この世の喜びよ」 井戸川射子(いどがわいこ)作 主人公は「あなた」 「わたし」を…

町田そのこ作「星を掬う」感想

ランキング参加中はてなブログ【シニア部門】 // 町田そのこ作「星を掬う」(ほしをすくう)を読みました。今回も、泣かせてくれました、町田そのこ。 別れた夫のDVに苦しむ主人公。金を無心に来る元夫に殴られ蹴られ… もう殺すしかないという状況下、ラジオ…

「怨み屋本舗」にハマってる

// 去年から漫画アプリで漫画を読み始めて、いろいろと無料話を読みあさっているのですが、最近ハマっているのが「怨み屋本舗」。 アンダーグラウンドっていうのですか。裏社会のお話とかよく読んでいたので、おすすめに出てきて、読み始めたら面白くて。い…

東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読んだ

// ネタバレなしです。忘れないために書いておきます。 主人公の父親が殺されてしまうのですが、面白い作品でした。 「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」 東野圭吾の2020年発行の書下ろし作品。 主人公の真世が、ラスベガスで活躍していた元手品…

50歳になったので・・・

// 今月50歳になりました。 なので、ブログ村の40代主婦グループから抜けなきゃね・・・ 2月も今日で終わり。すっかりブログの更新が途絶えてしまっているのですが、パワーストーンのブレスレット作りにハマっていたり、30枚の文学作品を応募するために基本…

「クスノキの番人」(作・東野圭吾)を読んだ。

// 東野圭吾の作品が好きでよく読む。古い作品はほとんど読んでいる。古い作品は文庫になっているので100円ぐらいで買って、読み終わったものはすべてバザーに寄付した。 読みたいのは新作。ハードカバーは新品で買うと高い。だから図書館で借りるのだが…

「52ヘルツのクジラたち」を読んだ。

// 「52ヘルツのクジラたち」(作・町田そのこ)を読んだ。その本は、ボランティアで行っている中学校の図書室にあった。本が借りられるというメリットがあって図書ボランティアを続けている。図書館で予約すると何か月もかかってしまう本も、中学校ではすぐ…

「1週間で8割捨てる技術」を読んだ。コツはときめかないように捨てる!

// あけましておめでとうございます。 訪問ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。 本年、第一回目のブログ記事です。5日も開いてしまうと、そわそわしてしまいます。そろそろ更新しておかないと、忘れられてしまいそうですね。 去年の年末のこ…

BKB(バイク川崎バイク)作の短編小説「電話をしてるふり」を読んだ

// BKB(ビーケービー)ことバイク川崎バイクさんをご存じですか? 吉本興業所属のお笑い芸人さんです。 バイク川崎バイク - Wikipedia 憎めないキャラで好きなのですが、いまいちブレイクするまでは売れていません。時々テレビで見かけるぐらいです。 9月の…

「鬼滅の刃」最終巻の感想と、映画「鬼滅の刃」の予想。

// 鬼滅の刃23巻の感想 鬼滅の刃のコミック最終巻を買いました。 なぜか発売日に偶然娘と本屋に行きました。 本はレジの中にたくさん在庫がありました。 お金がないというので、なぜか私が出しました。 後で返してね、といったものの、もうすぐ病院実習があ…

天童荒太「悼む人」を読んで、愛することについて考える

// (ネタバレありですので、これから読もうと思っている人はスルーしてください) 「悼む人」を読んだ。 天童荒太の2008年に刊行された作品。直木賞受賞作。 映画化もされている 悼む人 発売日: 2015/10/07 メディア: Prime Video 静人(しずと)の後を勝手に…

イワンのばか(作 トルストイ)をちゃんと読んだ感想

// 「イワンのばか」(作 トルストイ)を読んだ。 ばかのイワンはロシア民話に出てくるキャラクター。ばかみたいにがむしゃらに働く純朴な男。そのイワンのお話をトルストイが書いた。 それが「イワンのばか」。 なんとなくストーリーは聞いたことがあると思う…

「スイングアウト・ブラザース」(作 石田衣良)を読んだ感想

// 婚活している男性に読んでほしい この本を手に取ったのは、公立図書館のリサイクル図書にあったから 石田衣良作の小説「スイングアウト・ブラザース」を読みました。この本に出会ったのはたまたまでした。本を借りに行った図書館の入り口においてありまし…

人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。罰するのが好きなんだ。 「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー 」を読んで

// ぼくは、人間は人をいじめるのが好きなんじゃないと思う。罰するのが好きなんだ。 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 ブレイディみかこ作を読んだ。 この本はノンフィクションで、イギリスで暮らすブレイディみかこさんが息子との中学生生…

「鬼滅の刃」はおもしろいですか? どういうところが?

// 世の中、鬼滅、鬼滅と言っていますが、そんなにおもしろいですか? 私は、おもしろくないとは言っていません。そんなに騒ぐほどおもしろいのかが、まだわからないのです。コミックも17巻まで読みました。アニメも全部見ました。「鬼滅の刃」をよく読みも…

「鬼滅の刃」11巻まで読んだけどそんなに面白いか? 本当に花魁は紐パンをはいていたのか?

「鬼滅の刃」が流行っていますね。 うちの受験生の娘もキメツ、キメツいうてます。 「鬼滅の刃」のコミックを全巻集めるために学校帰りに横浜まで行ったり、グッズ買ったりしてます。まぁ、そんなんだから受験も失敗、いや失敗じゃないですね、勝算なかった…

面白いはずのさくらももこのエッセイ「さくらえび」をバスの中で読んで泣いた

さくらももこのエッセイ「さくらえび」を借りた ボランティアで通っている中学校の図書室に、漫画「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんのエッセイ本がありました。 さくらももこさんは、2018年、53歳のときに乳がんで亡くなりました。 そうい…

東野圭吾 「希望の糸」感想 ネタバレなしだけど、途中から少しネタバレあり

東野圭吾 作 「希望の糸」を読みました 東野圭吾氏の最新作、描き下ろし長編ミステリー小説です。 私はネタバレしてから読むのが嫌で、特に推理小説のレビューとか絶対読みません。小説を読んだ後も、あまり人の感想は自分からは読まないほうです。目に入っ…

コンビニ店員はマニュアル人間か?

コンビニエンスストアの大変さがわかる漫画「ニーチェ先生」 これを読めば、コンビニ店員はマニュアル人間だなんて言えないと思います。 ニーチェ先生?コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた? 11 (MFコミックス ジーンシリーズ) 作者: ハシモト 出版社/…

嵐のよるに、読んだ本「宇宙兄弟」「ポプテピピック」「宝石の国」

台風19号が通りすぎ、一夜が明け、関東地方は嘘のような晴天になりました。 私の住んでいる地域は多摩川の氾濫が心配だったのですが、ギリギリなんとか決壊することなくもちこたえてくれました。ただ、やはり報道されてない場所でも多摩川の水があふれ、道…

山里亮太(南海キャンディーズ)「天才はあきらめた」を読んで

2019年6月、山ちゃんこと山里亮太(南海キャンディーズ、吉本芸人)が女優・蒼井優と結婚しました。 そのときに、ちょうどポイントが余っていたので山里亮太著「天才はあきらめた」を電子書籍で購入しました。 天才はあきらめた (朝日文庫) 作者: 山里亮太 出…

何を書けばいいのかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術【感想】

読書感想です。 山口卓郎著 『何を書けばいいのかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』を読みました。 「うまく」「はやく」書ける文章術 作者: 山口拓朗 出版社/メーカー: 日本実業出版社 発売日: 2016/03/25 メディア: 単行本 この商品…

「人を操る禁断の文章術」メンタリストDaiGo著、を読んで

なにがきっかけでこの本を図書館で予約したのか、もう忘れてしまったのですが、おそらく誰かのブログで紹介されていたので、予約をしていたのだと思います。 予約をして何週間か待たされている間に、予約をしていたことも忘れ、やっと順番がきて、借りたにも…

高橋弘希「送り火」(第159回芥川賞)感想

高橋弘希「送り火」(第159回芥川賞)を読みました。 怖かった・・・ 感想を書いておかないと忘れてしまうので、書いておきます。 忘れて、もういっかい借りてしまいそうなので。 子供の頃、シャーロックホームズシリーズやルパンのシリーズとかよく読んでい…

東野圭吾「むかし僕が死んだ家」を読んで。ネタバレなし。

東野圭吾の作品が好きで、いろいろ読んでいます。図書館で本を借りるとき、読んだか読んでないかわからなくなるときありませんか?同じシリーズ、たとえば江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズとか、シャーロックホームズとかそればっかり読んでる時って、前に…

手塚治虫「人間ども集まれ!」【完全版】に収録されている二つのエンディング

手塚治虫氏が亡くなって30年がたつというのに、私はまだ生き返って欲しいと思っています。なんで神様は手塚先生を天国に連れていってしまったのでしょう。ふざけるな! 私の中の生き返らせたい著名人ナンバー1は手塚治虫氏です。ちなみに2位は渡瀬恒彦さんで…