読書感想文を書くのが嫌いでした。
今でこそ、読んだ本の感想などブログにのせたりしていますが、
それは、感動、または考えさせられたりすることがあってのことです。
「つまらなかった」という感想はブログには、書けません。
憤慨するほどつまらなかったら書くかもしれませんが、反論が怖くて下書きのままにしておくでしょうね。
心を動かされなかったものにたいしては何を書けばよいのでしょう。
何も書けないです。
私は中学生のとき、ある漫画を読んで夏休みの宿題の読書感想文を書きました。
最近は、夏目漱石やトルストイ、ドストエフスキーなど漫画になっているものもあります。でも、むかしはありませんでした。今の子供はラッキーですね。
なぜ、読書感想文が書きたくなかったのか
まず、読みたくもない本を読むのが苦痛だった。では、読みたい本を読んで書けばよいではないか。そう、課題図書でなくてもいいはず。小学生のときは嫌いじゃなかったはずなのです。きっかけがありました。
きっかけとは
その前の年に、読書感想文を書くために川端康成の「古都」を読んだのがきっかけでした。大人になった今読んだら面白いのかもしれませんが、当時の私は、アガサ・クリスティーやコナン・ドイル、ルブラン、江戸川乱歩、シドニィ・シェルダンを好んで読んでいましたので、よさがわからなかったのです。今もそれほど成長していないので、理解できないかもしれませんが。そのとき、感想文を書くとき非常に困りました。だって、面白くなかったのですから。
そして、次の年、考えたのが漫画を読んで書くということ
課題図書でなくても好きな本を読めばよかったのですが、好きな本が外国のミステリーなので、ちょっと読書感想文むけではありません。
そこで、考えついたのが、「学習漫画 日本の歴史 淀君」を読んで、あらすじを文章化するというものでした。
そして、「淀君」を読んで――という題名で読書感想文(あらすじ)を書きました。
なんか、賢そうじゃないですか?
提出してどうなったか
作者、だれ? とつっこまれることもなく、スルーしました。
普段から真面目で、成績もよかったからでしょうね。
字もきれいでしたし。
枚数クリアしてたら結局なんでもいいのだと思います。
みなさんは真似しないでくださいね。(つっこむところ)