2日前の話です。
お昼、家にいると娘から電話がかかってきました。
娘は学校がありましたが、午前中だけだったのでお昼には帰ってくる予定でした。
「もしもし、お母さん。今玄関にいるんだけど。」
荷物多いから、玄関あけて~という時がたまにありますが、
そんなときは、ピンポン、インターホンです。
なんで、電話?
「へんな虫がいるから、家に入れない」
というのです。ピンポン押して、私が開けてしまわないように電話してきたのです。
過去、玄関あけたら、ゴキブリが家に入ったことがあり、大騒ぎしたことがあります。
そのときは、私はまだ家に帰っていなくて、娘から電話でゴキブリが玄関から入ったと報告を受けました。私は、半信半疑だったのですが、娘が絶対にゴキブリだったというので、ゴキブリホイホイを買いに行き、家の中におきました。
すると、数日後にはちゃんとゴキブリが入っていて、繁殖することなく退治することができました。
そんなことがあったので、娘はへんな虫に対してトラウマがあります。
傘でつつきなよ、といっても、いやだといいます。
虫が家に入ろうとしているというので、玄関は開けられません。
私はフマキラーを窓から渡しました。
殺すのはかわいそうなので、弱らして玄関から離れさせてと指示しました。
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虫はフマキラーを浴びて動きが弱まり、玄関から離れました。
そのすきに私は玄関から外に出ました。
虫はゴキブリではありませんでした、たぶん。
黄金色ではないけれど黄金虫っぽかったです。
あんまりじっと見て、急に飛んだら怖いので見れませんでした。
弱った虫は床をのろのろと這っていましたが、玄関に向かっています。
こっちじゃない、あっち、あっちと向きを変えてあげるのですが、
またすぐに、玄関に向かいます。
なんで、こんなに玄関に執着するのだろう?
もしかして、お父さん?
実家に帰っているはずのお父さんが虫になって帰ってきた?
こんなに玄関に執着するのは何か訳があるのかもしれない。
そう思えてきました。
この前、テレビで美女と野獣を娘と見たから、魔法にかけられた誰かかもしれないとさえ思えたのです。
また、カフカの「変身」をずっと前に読んでいましたから、
人間が急に虫になるなんてこともあるかもしれないなんて思いました。
でも、カフカの「変身」ってさぁ、大きさ人間と同じだよね~
これは大きさ小さいから違うかもなんて会話を娘として、
でも、お父さんかもしれないから、殺しちゃだめだ。
とにかく、移動させよう。
ってことで、なんとか移動させ、家に入りました。
娘が、いちおうお父さんが無事かどうかメールしてみる、といってメールをしましたが返信は返ってきませんでした。
それ以来、夫と連絡がとれていません、というオチだったら怖いのですが、夜には連絡がとれました。虫にはなっていなかったようです。
ところで、大好きなHey! Say! JUMP・山田涼介主演の「セミオトコ」、
7月26日(金)よる11:15からテレビ朝日系列で放送です。
蝉が7日間、人間の姿になって女の子と過ごすというお話らしいです。
男と女が急にいっしょに暮らし始める――って定番だなって思いますけど、困ったときはこれ使えばいろんな話が出来上がるな、なんて思います。私もそういう小説書いたことがあります。