サクッと儲ける!なーんてよく派遣会社の人材募集のキャッチコピーに書いてありますよね。
1日からOKとか。100名大量募集とか。
あれって日雇い派遣なんです。日雇い労働者。
そういう働き方があることを知ったのは、半年パートとして働いた職場で、日雇い派遣を使っていたからです。日雇い派遣に仕事を教えるのはパートの仕事でした。
そのパートとして働いた半年間のことは、いつか書こうと思ってまだ書いてないけど、最後の飲み会の話はこれです。
私は、日雇い派遣で働いていた時期もあります。
日雇い派遣の地位は職場内ではつねに一番下です。
パートに行っていた職場でも、社員、アルバイト、パート、日雇い派遣の順でした。
パートと日雇い派遣の間に、期間派遣が入ることもあります。
さて、派遣会社に登録して好きな時に働きたいとなると、毎回どこの現場になるかわかりません。そして、希望を出しても連絡がこないことがあります。そのときは働けません。登録したばかりのときは仕事を選べないので、きた仕事を受けて実績を作りました。なので、最初は、いつも知らないところへ行くことになりました。
遅刻しないように早めに行ったり、大きい倉庫だと入口がわからなかったり、大変でした。
それでも、楽しいことはいろいろありました。
仕事は単純作業
基本、その日だけなので覚えることはほとんどない。ただ、なんでもこなせる器用さは必要。空気も読めた方がいい。
ぞんぶんに読書ができる
まわりは、知らない人ばかり。昼休みは自分の世界に入れる。本読みたいから、話かけないでって感じ。
知らない土地に行くのが楽しみ
いろんな電車、路線に乗るのが好きな人はいい。
いろんな人のいろんな人生が見える
人間観察がおもしろい。ずっといっしょに仕事しない人だからこそできる話がある。もうすぐ定年退職するオジサンが、会社のブラック企業ぶりを私に話してきたり。大学生もいれば、大学を休学している人、夜はお店を経営してる人・・・
勝手にあだ名をつけるのが楽しい
派遣会社社員さんに勝手にあだ名をつけていた。
なんちゃって小栗旬。(小栗旬に似てる)
かっこいいおさる。(芸人のおさるをかっこよくした人)
ウエストランド。(芸人のウエストランドの小さい方に似てた)
ときには仲よくなったりする人もいる
まったく誰とも話さないわけではなくて、適当な話はする。
メール交換したりもしたが、それきり付き合いはない。
(いちおうフェイスブックで友達にはなっているが)
何種類かの仕事をすると、その仕事の募集があったときにメールがくるので、暇だったら応募する。二度といきたくない現場のときは応募しない。
そんな働き方でも、時給1000円で一日8時間を週2回働けば、1週間で16000円。1ヶ月で、64000円。扶養内で働く主婦としてはまあまあじゃないですか?
103万超えたらこうなりました↓
都会の人には便利な日雇い派遣ですが、平成24年10月1日施行の改正労働者派遣法で定められた「日雇い派遣の原則禁止」によって、無職の人がいきなり日雇い派遣を本業にすることができなくなりました。
但し、例外があって、500万円以上の収入がある人の副業、世帯収入が500万円以上ある主婦はOK。(500万ない人こそ副業したいでしょうに)
そして、学生、60歳以上も大丈夫です。
都会、特に工業地帯を有する地域では、仕事がたくさんあります。
辛い仕事もありますが、一日我慢すればいいのです。
日雇い派遣は、都会ならではの働き方ですね。