ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

【奄美大島刃傷殺人事件簿】第8話。ブロガーが繋ぐ連続小説!次こそあなたの番です。

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まだまだ続く!?

奄美大島刃傷殺人事件簿・第8話

(あまみおおしまにんじょうさつじんじけんぼ)

 

今までのお話のあらすじ

ツベルクリン率いる奄美大島観光ツアーに参加しているもへじ。一度は行方不明となるが、無事合流。観光ツアーの目的には、リゾート開発予定地の見学が含まれていた。

 

 第1話

i-shizukichi.hatenablog.com

第2話

funyada.hatenablog.com

第3話

hoozukireiko.hatenablog.com 

第4話

i-shizukichi.hatenablog.com

 

第5話

www.sakigakenews.com

 

 第6話

hoozukireiko.hatenablog.com

 

第7話

i-shizukichi.hatenablog.com

登場人物 もへじ、ツベルクリン、ニシガキ(ナオキ・ニシガキ)、トマレ(Dr. トマレ)、オイチ、アメリッシュ、アメリッシュの姑オババ、アメリッシュの叔母、その娘優ちゃん、優ちゃんの彼氏太郎君、はぐれいぬ、え子(ecoplace)、ポジポジ子、その彼氏ストライク、魁太郎(sakigake news)、sayocom、ほおずきれいこ、武文(ふみけた)

登場人物の詳細は第1回目をごらんください。

 

 奄美大島刃傷殺人事件簿

第8話 はぐれいぬは幻の山菜を求めて

 

はぐれいぬは、奄美大島に山菜をとりにきていた。

街も人もまだ動き出す前の早朝、人目を忍んで山に入った。

ネット情報では、そこは山菜の宝庫であった。

しかし、そこは私有地であったから、見つかれば不法侵入・窃盗罪になる。

はぐれいぬは、そんな危険を冒してでもどうしても食べたい幻の山菜があった。

幻の「アマミオオタニワタリ」というシダ植物だ。

それは、奄美大島だけに生育し、絶滅危惧に指定されている。食べるなんてもってのほか。

しかし、山菜マニアの間では絶品と噂されていた。

一度食べた者はその魅力に取りつかれるほどだという。

食べ過ぎると、あの世行きになるという危険もある。
食べ過ぎなければ、非常にいい夢が見られるそうだ。起きながらにして。

 

そんな「アマミオオタニワタリ」を求めて、はるばる奄美大島に来たのだった。

「アマミオオタニワタリ」を探して、三日目になる。

はぐれいぬは、山に入る時間を日の出から1時間と決めていた。

腕時計に目をやると、そろそろ出なければならない時間になっていた。

今日も、収穫はゼロだった。明日の飛行機を予約しているので、チャンスはもう明日の朝しかない。

帰ろうとして視線を上げたそのとき、うしろに気配を感じた。

 

「そこで、なにをしているのですか」

振りかえると、大きな帽子に、大きなサングラス、マスク、長袖のカーディガンに手袋、ロングスカートの人が立っていた。身長は高くない。

はぐれいぬは、その人物を女と判断したが、実際はわからない。

声と髪型から女と思われるが、ほとんど肌を露出させてないので顔かたちもわからない。
であるから、男という可能性もあった。

 

「わたくしの土地で何をしているのです」女(仮)は言った。

「すっ、すいません。道に迷いまして。いっ、いま帰ります」

はぐれいぬは焦りのあまり、矛盾したことを口走った。

急いで立ち去ろうとしたとき、女(仮)は言った。

「まちなさい。あなたの探しているものは、これじゃないですか」と持っていたカゴの中身をはぐれいぬに見せた。

はぐれいぬは絶句した。三日間探して見つからなかったものが目の前にあった。

それは幻のアマミオオタニワタリだった。

「これをあなたに半分さしあげます。そのかわり、少しわたくしの手伝いをしていただけませんか。それとも不法侵入罪で警察に行きたいですか?」

 

 

 

第9話につづく

 

 予告編動画はこちら

 

登場人物、召喚。id:tuberculin id:mamamaccori id:naoki-nishigaki

id:kitano-stop id:oichiro id:haguremado890 id:ecoplace id:pojikatu

id:sayocom id:funyada id:i-shizukichi id:mifuketa id:hoozukireiko 呪文みたいだね。