ほおずきれいこの骨髄ブログ・2nd season

ドナー登録から骨髄提供までの体験を綴った主婦ブログ。一人でも多くの患者さんの命が救われますように。

【骨髄ドナー体験記】出産を経験した主婦なら骨髄提供なんてどうってことない。

私がドナー登録をしたのは2018年3月。妹の旦那さんの白血病が再発したときです。20年ぶりぐらいに献血に行き、登録しました。7月には2回目の献血。8月には骨髄バンクから適合通知が来て、コーディネートが始まりました。

そして、2018年内に骨髄提供をしました。入院は3泊4日でした。

終わってみて思ったのは、「出産のときと似ている」でした。

何がにているのかって?
簡単にいうと終わるまで体を大事にして、おわったらほっとするところ。

8月に適合通知が来てから、妊娠の時以上に体を大事にしてきました。風邪ひかないように常にマスクをつけ、プロポリス入りの飴をなめ続けました(喉が人一倍弱いので)。怪我しないように気を付けました。何度も病院に足を運び、入院、手術。

終わったときは、やっと終わった~、無事に骨髄が採れてよかった~と思いました。それが、出産のやっと生まれた~、無事に生まれてくれてよかった~という感じと同じでした。

痛みは、出産の苦しみに比べたら全然たいしたことなかったです。出産前の陣痛、出産後の子宮の収縮の痛み、母乳がつまって乳房がパンパンになったときの痛み、あんなに痛いことばかりだった出産にくらべたら、骨髄採取の痛みなんてたいしたことありません。全身麻酔のリスクだって、帝王切開の人は全身麻酔で産むわけで、全身麻酔がリスクあるのは当然。骨髄採取手術のほうが、たくさんのドクターがつくので安心です。

 

骨髄ドナー登録を迷っている人のために、主婦の私にしか伝えられないことを書きます。

私には子供が二人います。夫の扶養の範囲内で働く兼業主婦です。週3~4日、働いています。

骨髄提供手術は3泊4日でしたが、それまでに検査やなんかで病院に行ったのは5回。

手術は大きな病院でしますから、自宅から近い病院でできるとはかぎりません。

ですから、仕事は一日休まなければなりません。
手術もそうですが、検査も平日しかできません。
採取医師の先生は、偉い先生なのでお忙しいです。学会などがあったりすると、ドナーの都合だけで、骨髄採取日は決められません。

ですから、骨髄提供は、平日に休みがとりやすいパート主婦にむいていると思います。専業主婦ならもっといいですが。

 

 どうか、男性諸君、奥様が骨髄ドナー登録をしていて適合通知がきたら、反対しないでください。せっかく適合通知がきたのに、家族の同意が得られなかったというケースはよくあるケースです。適合者が見つかって喜んでいた患者さんは天国から地獄に落とされます。骨髄提供は命の危険があるほどのことではありません。ドナー登録者の気持ちを尊重して、家族には応援してほしいです。適合通知がきたら、病気で苦しんでいる人が現実にいることをもっと感じてください。

 

 

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