私は、2018年、骨髄バンクの仲介で骨髄提供しました。
骨髄バンクに登録していたからです。
全身麻酔をして、骨髄採取手術を受けました。
なぜ、骨髄採取になったかというと、私としては末梢血幹細胞採取でもどちらでもよくて、患者さんにとって有効なほうでよいと思っていたのですが、腕の血管が細かったために、確認検査でその方法は外れたのです。末梢血とは通常の血のことです。
今後は、末梢血幹細胞移植を望んでいる患者さんとのマッチングはしなくなります。
ツイッターを見ていると、お粗末な知識であれやこれや言っている人もいるので、おさらいしましょう。
骨髄バンク事業とは
非血縁者間の骨髄移植・末梢血幹細胞移植の仲介を行っている公共事業。
骨髄バンクにドナー登録するということ
造血幹細胞移植を必要とする患者に骨髄採取または末梢血幹細胞採取によって造血幹細胞を提供するということ。
造血幹細胞移植とは
病気に冒された造血幹細胞(血液のもとになる細胞)を健康なものに置き換える治療法。
造血幹細胞移植の方法
患者には移植の前に1~2週間かけて、移植前処置(大量の抗がん剤投与や全身への放射線照射)を行い、正常な造血幹細胞もろとも病的な細胞を破壊します。
白血球が極端に減少するため、抵抗力がなくなって感染症を起こしやすくなります。このため、患者は移植前処置の前後から移植後正常な血液細胞がつくられて安定するまで、塵や細菌のない無菌室で過ごします。
移植当日は、ドナーから提供された造血幹細胞を患者の静脈へ点滴で注入します。
骨髄採取の方法
ドナーに全身麻酔をして腸骨(骨盤骨)に針を刺し注射器で骨髄液を吸引します。
実際は100回ぐらいですみました。注射器で骨にぐりぐりと穴をあけるので、針が折れてしまうことがあるそうです。また、骨髄液には骨片が混ざるのでちゃんと濾過して必要な成分を持って行くと病院の先生はおっしゃっていました。
末梢血幹細胞採取の方法
採取前の3~4日間、ドナーに白血球を増やす薬を注射し、末梢血(全身を流れている血)中に造血幹細胞が増えてきたところで、血液成分を分離する機器を使い採取します。
成分献血のイメージです。入院日数は長くなりますが全身麻酔は必要ありません。ただし、腕にある程度太い血管がないとできません。
このように、2種類の提供方法があります。
骨髄提供の体験談はこちらから
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