確認検査を受けて、数週間後、骨髄バンクから封書が届きました。確認検査の結果のお知らせが届いたのです。
ドナーに選定されたのかな。どきどき。
違いました。
確認検査で行った血液検査の結果のお知らせでした。
血液検査の結果は、すべて骨髄バンクの基準に達してしました。
血液はとてもよかったのですが、腕の血管が細かったので「末梢血幹細胞提供基準」からは外れ、今後は骨髄提供のみで協力いただく登録になると書いてありました。
それから数週間後、また骨髄バンクから封書が届きました。
はっきり言って、骨髄提供したいわけじゃないので、他にもっと健康でピッタリな人がいれば、そちらの方におまかせしたいと思っていました。
血液検査で骨髄バンクの基準に達しているといっても、日々、健康上困ったことはおきていましたから。紫外線アレルギー、じんましん、喉が弱い、腸が弱い、めまい症…
白血病の患者さんにとっては、しょーもないトラブルですが。
開けてみると、
「ドナーに選定されました」
そう書いてありました。
選定されちゃったか。
覚悟を決めるしかありません。私よりピッタリな人がいなかったのだから、しょうがない。他にドナー候補者がいなかったのかも知れないし。たったひとりのドナーに選ばれたのだ。昔から懸賞によく当たっていたけど、こんなところでもその能力が発揮されるとは…
封書が届いた次の日にはコーディネーターさんから電話があり、最終同意の日程の調整に入りました。最終同意には家族(配偶者、両親など)も同席して、署名、捺印しなければなりません。私の場合、夫が同席しました。